トップページ > 私立の特徴

私立小学校は、それぞれの創立者が「自らの考えに基づいた独自な教育」を実現するために設立した教育機関です。各々の学校にはそれぞれ異なる理念があり、その理念に沿った初等教育を行います。したがって、宗教教育、英才教育、人格教育等、私立小学校の数だけ教育スタイルがあるといえます。だから、全ての家庭にとって理想となるような万能な小学校は存在しません。保護者の教育的な価値観と一致する私立小学校をさがす事がこそが、そこに通うことになった子どもにとって実りある小学校生活を送る上で重要なのです。

私立小学校の一番の魅力は、学校の理念をすべての教職員が共有していることです。これは公立小学校との非常に大きな相違点です。理念を共有することにより、学力の面でも、人格形成の面でも、教職員はブレなく児童、家庭に対応することができるので、子供も親も安心して学校に通うことができます。

公立との違い

子どもが就学年齢に達すると、地域の教育委員会から就学通知が各家庭に届きます。公立の小学校とは、就学年齢に達した子ども達が、同じ地域に住む子ども達と一緒に教育委員会の指導の下、学校間で格差のない均質な教育内容を保証される場所です。そして、そこで教える先生方も、同じく地域の行政機関から配属され、定期的に配置転換があります。これが公立小学校のしくみです。

一方、私立の小学校は、居住地域の指定された小学校に通う権利を放棄し、その上で、自らの意思によって、地域には関係なく、学ぶ学校を選択し、許可されてから入学することになります。言い換えれば、私立小学校とは、自分の居住地域に関係なく、「是非、この学校で学ばせたい」という強い希望を持った家庭の子弟が集まる教育環境です。同時に、そこで教える先生方も、「是非この学校で教えたい」という意志を持ってそこに集まり、教鞭を取り、定年までの長い年月、同一の学校で教師生活を送ります。このように定義してみると、同じ小学校でありながら、この2つの種類の学校には、根本的な違いがある亊をあらためて実感していただけるでしょう。

私立を選ぶ理由

私立小学校は学業を修める「学校」である上に、敢えてそこに通う事を希望した子ども達が、一日の大半を過ごす「場」であり、長い年月の間には、児童だけでなく保護者も、それぞれの学校のカラー、雰囲気が身に備わっていく「環境」もあります。文部科学省の定める各学年の指導要領を最低限守りながらも、実際には、私立小学校の教職員、理事会等によって決定された方針を守りながら、それぞれの特自の色を出した初等教育が行われています。
たとえば、

このように、私立の小学校は、様々な特色を備えています。
まだまだ、やわらかい頭と心を持った子供達が過ごす小学校は、子どもの人格形成の上に、大きく影響していきます。そのことをしっかりと親が理解していれば、そこで「勉強をする」ということ以上に、わが子が「どんな子ども達と」「どんな先生方に囲まれて」「どういう雰囲気の中で」日々を送るか?に、大きな意味があることに気づかれるでしょう。私立小学校は、そういう意味で「学業の場」というよりも、学業の場である学校に、それ以上の付加価値のついた「子ども達が暮らす環境」と言えるでしょう。


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