同じ5分でも人によって、物事によって長いか短いかの感じ方は大きく異なることを伝えているお話です。列に並んでいるときの5分は長いけれど、ジェットコースターに乗っている時の5分はあっという間。他にも、歯医者の待合室で順番待ちをしている時に、後5分で呼ぶので待っていてと言われると「そんなにすぐじゃなくてもいいのに…」と。しかし、歯の治療中に5分で終わると言われると「5分も！？」と。

　基本的に、子どもからの視点でえがかれているものですが、きっと大人も子どものときに同じことを考えたり感じたりしたことがあるのではないでしょうか。また、子どもたちが物事に対してどのような見方をしているのかを改めて感じることができるのも魅力の一つです。

　最後のページには、お父さんが本を読み聞かせている時間の5分に対しては、「さいこう！」と感じている子どもの様子がかわいらしくえがかれています。

　さて、みなさんは、どんな5分が短いですか。長いですか。