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くしゃみおじさん(岩波書店)

掲載日:2022/10/3
オルガ・カブラル
小宮 由 訳
山村 浩二 絵

ある家の裏庭に、3匹の動物がいました。白いうさぎと黒いねこと大きな犬です。
うさぎは白くて長い耳が、ねこは黒くて小さい耳が、そして犬は大きな声をだせるのが自慢でした。

ある日、廃品回収の古い荷馬車が、通りかかります。荷馬車に乗っていたおじさんは、寒かったので大きなくしゃみを3回しました。
あまり大きかったので、あたりには砂けむりが立ち、おじさんも馬も何もかも見えなくなってしまいました。その後、おかしなことがおこりました。
なんと、黒いねこの頭には白くて長いうさぎの耳が、白いうさぎの頭には黒くて小さいねこの耳がついていたのです。また、犬は大きな声のかわりに「ニャー」という小さい声しかでなくなっていました。
そして、ねこの口からは、「ワン」という大きい声がでるようになってしまいました。動物たちは、いったいどうしたらもとにもどることができるでしょうか。

この続きは、ぜひ本を読んでください。

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