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だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ(偕成社)

掲載日:2023/3/17
安房直子
絵:ひがしちから

 だんまりうさぎは、なんにもしゃべりません。歌も歌いません。電話がひとつありましたが、一度もなったことがありません。なぜって、だんまりうさぎには、お友だちがいなかったからです。けれどもだんまりうさぎは、はたらきものでした。お日さまがのぼると、畑に出ていって、いっしょうけんめいはたらきました。秋には、たくさんの野菜がとれました。一人ぐらしのだんまりうさぎには、たべきれないほどでした。ある日、畑の向こうから赤いスカートをはいたおしゃべりうさぎが「お友だち、こんにちは」と言いながらやって来ました。そして、だんまりうさぎの家に入って、くるみのおもちをやきはじめました。だんまりうさぎは、びっくりしてしまいました。おもちを見るのも、はじめてでした。そして、自分の台所に他のうさぎが入ってくるのも、はじめてでした。この続きは、どうなるのでしょうか。ぜひ本を読んでください。

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