トップページ > 推薦図書 > せかいのひとびと(評論社)

この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。

せかいのひとびと(評論社)

掲載日:2023/3/10
ピーター・スピアー
訳者:松川 真弓
幼児 保護者向け

 情報通信技術の発展によって、子どもたちが世界に目を向ける機会があふれる世の中になりました。しかし、昨今のコロナ禍で、外国との往来が縮小してしまいました。

 このような時代の中を日々成長していく子どもたちに、ぜひ親子で読んでいただきたいすてきな絵本です。好奇心が旺盛で、感受性が豊かな幼少期に、世界を知るはじめの一歩になることでしょう。大人も一緒に楽しめる題材がもりだくさんの内容です。

 作者は語りかけます。「もし、だれもが、思っていることも、食べるものも、着るものも、なんでもぜんぶ同じだったら、死ぬほどたいくつ。」

 80億人の全世界の人々が、みんなちがっていることのすばらしさを、たくさんの絵とやさしい説明で、子どもたちにじっくりと教えてくれます。

 ぜひ、親子で一緒に読んで、世界への扉を開いていただきたいと思います。

前の記事いのちをいただく(講談社)
次の記事チム・ラビットのぼうけん(童心社)